プロジェクタースクリーン

今日はプロジェクタースクリーンのお話しです。

むかしむかし、マウスパッドを作りました。

それもシールタイプのマウスパッドです。

表面の摩擦抵抗を極限まで小さくしてボールがスリップしない限界に挑戦したマウスパッドです。

表面素材はフッ素樹脂を使いました。

たぶんマウスパッドをシールにしたのは私が最初だと思います。

それまでは5mmくらいの厚さのスポンジを使っていました。

そのとき、フィルムの勉強をしました。

そしてある特殊なフィルムを作れる会社を見つけてありました。

そしてプロジェクタースクリーンメーカーをやろうと思った時そのフィルムメーカーに特注品の製造を依頼しました。

そしてできたのが下のスクリーンです。

フィルムなので透過型も作れます。これは透過型です。

原理は下の図のように2軸延伸方で樹脂を伸ばします。

そのとき樹脂内に気泡ができます。

プロジェクターの光はその気泡に当たり拡散し像を映すのです。

気泡の大きさは10ミクロンくらいです。

だから最近はやりの4Kとか8Kとかの解像度のプロジェクターにも何の問題もなくきれいに投影することができます。

むしろプロジェクターの解像度の方がはるかに荒いのでドットが見えてしまいます。

繊維を織って作ったスクリーンは折り目が人間の目で見える大きさなのでプロジェクターの解像度が上がると不都合がでてしまいます。

性能を測定してみました。

視野角が広く輝度も高い超高性能だと分かりました。

ちなみに、液晶パネルのバックライトの光を拡散させる拡散板よりも高性能でした。

拡散率、透過率、色の変化などどの性能も2mm厚の拡散板よりも90ミクロンのフィルムの方が高性能でした。

以前、どこかの商社が韓国のLG電子へ持っていきたいと言ってきましたが断りました。

素材から開発するのでいろんな機種も特徴ある性能が出ました。

特に今回習得した技術は視野角と輝度を自由にコントロールできると思ったことです。

使う素材は、ガラス、ガラス繊維、金属、樹脂フィルムなどです。

お客さんの希望により素材の選定や加工方法の微調整などあらゆる事ができるようになりました。

例えば、ゲイン10のスクリーンも作ることができました。

上のグラフは基本的な機種の性能ですが、視野角が広いのです。

ほぼ真横から見ても正面から見た時の半分の輝度があります。

家庭用で狭い部屋で見る時はいろんな角度から見るのでとても都合がよいと思います。

そして完成した事業は下のホームページです。

ファーストスクリーンというブランドを立ち上げ6年ほど自社で営業しました。

その後ネットショップを静岡県の会社へ譲渡し営業を続けています。

元々、商品企画業なので、「こんなふうにプロジェクタースクリーンを作ったら売れると思います」という情報を販売するのが仕事なのです。

後発メーカーだったので性能を上げて価格を下げてコストパフォーマンスを従来製品の10倍くらいで参入しました。

広告費も使わずにスムーズに売れました。

性能と価格では業界にとどめを刺した感じです。

あとはブランドとか耐久性で購入を検討されると思います。

コピー用紙にも映る物になぜあんなに大金を払うのでしょうか? (笑)

vocidrect

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